季札(読み)キサツ

デジタル大辞泉 「季札」の意味・読み・例文・類語

き‐さつ【季札】

[前575ころ~前485ころ]中国春秋時代王子。その才徳によって兄たちから位を譲られたが、固辞して清節を守った。徐君が札の剣を欲しているのを知り贈ろうとしたが、すでに没していたため、墓辺に剣を掛けて心の約束を果たしたという。季子

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精選版 日本国語大辞典 「季札」の意味・読み・例文・類語

き‐さつ【季札】

  1. 中国、呉の寿夢(じゅぼう)王の第四子。位を譲られようとして固辞し、延陵に封じられ諸国に使いした。その剣を徐君が欲していると知り贈ろうとしたが既に没していたので、墓辺の樹に剣をかけ、自分の心の約束を果たした故事は「季札挂剣(きさつけんをかく)」といわれ、信を重んじるたとえとして名高い。画題とされる。季子。延州来季子。(前五六一頃‐前五一五頃

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