学習館（読み）ガクシュウカン

デジタル大辞泉

がくしゅう‐かん〔ガクシフクワン〕【学習館】

一般に、江戸時代の藩校のこと。特に正徳3年（1713）紀州藩主の徳川吉宗が開創したものが著名。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

がくしゅう‐かん ガクシフクヮン【学習館】

[一] 和歌山藩の藩校。正徳三年（一七一三）藩主徳川吉宗が設立。講釈場と称したが、寛政三年（一七九一）徳川治宝の時改称。のち、和歌山師範学校を経て、現在は和歌山大学教育学部。

[二] 日向佐土原藩・下野壬生藩の藩校の名。

出典　精選版 日本国語大辞典

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

学習館
がくしゅうかん

紀伊和歌山藩の藩校。同藩5代藩主徳川吉宗が，正徳3 (1713) 年に設立した。寛政3 (91) 年，10代藩主治宝は学校を拡充し，聖廟を設置して釈奠 (せきてん) を行なった。教授課目は，漢学，国学，蘭学，洋算，習礼である。

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旺文社日本史事典 三訂版

学習館
がくしゅうかん

江戸中期，紀伊和歌山藩の藩校
1713年徳川吉宗が創立した講釈所を，'91年10代治宝 (はるとみ) が増設し学習館と命名した。

出典　旺文社日本史事典 三訂版