孫枝(読み)ヒコエ

精選版 日本国語大辞典 「孫枝」の意味・読み・例文・類語

そん‐し【孫枝】

  1. 〘 名詞 〙 子孫末葉。孫葉。
    1. [初出の実例]「風槐之孫枝、露棘之貴種也」(出典:詩序集(1133頃)湖山聞旅雁詩序〈藤原永光〉)
    2. 「華氏は奈木の孫枝也」(出典:海道記(1223頃)蒲原より木瀬川)

ひこ‐え【孫枝】

  1. 〘 名詞 〙 枝からさらに生じた小枝。枝の枝。
    1. [初出の実例]「春されば 孫枝(ひこえ)(も)つつ」(出典万葉集(8C後)一八・四一一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「孫枝」の読み・字形・画数・意味

【孫枝】そんし

ひこえ。

字通「孫」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android