孫枝(読み)ヒコエ

デジタル大辞泉 「孫枝」の意味・読み・例文・類語

ひこ‐え【枝】

枝からさらに分かれ出た小枝
「春されば―いつつ」〈・四一一一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「孫枝」の意味・読み・例文・類語

そん‐し【孫枝】

  1. 〘 名詞 〙 子孫末葉。孫葉。
    1. [初出の実例]「風槐之孫枝、露棘之貴種也」(出典:詩序集(1133頃)湖山聞旅雁詩序〈藤原永光〉)
    2. 「華氏は奈木の孫枝也」(出典:海道記(1223頃)蒲原より木瀬川)

ひこ‐え【孫枝】

  1. 〘 名詞 〙 枝からさらに生じた小枝。枝の枝。
    1. [初出の実例]「春されば 孫枝(ひこえ)(も)つつ」(出典万葉集(8C後)一八・四一一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「孫枝」の読み・字形・画数・意味

【孫枝】そんし

ひこえ。

字通「孫」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android