孫王(読み)ソンノウ

デジタル大辞泉 「孫王」の意味・読み・例文・類語

そん‐のう〔‐ワウ〕【孫王】

《「そんおう」の連声れんじょう天子の孫。帝王の孫。そおう。

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精選版 日本国語大辞典 「孫王」の意味・読み・例文・類語

そん‐のう‥ワウ【孫王】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そんおう」の連声 ) 天子の孫。帝王の孫。皇孫王孫。そおう。
    1. [初出の実例]「奉勑。自今以後。孫王諸王同色者。用下階孫王上。唯異色者如常例」(出典類聚符宣抄‐四・弘仁三年(812)正月五日・宣旨)
    2. 「兵部卿の宮のそむわうの君だちふたりは」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)

そ‐おう‥ワウ【孫王】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そんおう(孫王)」の撥音「ん」の無表記 ) =そんのう(孫王)
    1. [初出の実例]「賀茂のいつきには、そわうの居給ふ例、多くもあらざりけれど」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)賢木)

そん‐おう‥ワウ【孫王】

  1. 〘 名詞 〙 ( 普通、連声で「そんのう」と発音する ) ⇒そんのう(孫王)

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