守冢(読み)しゅちょう

精選版 日本国語大辞典 「守冢」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ちょう【守冢】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、天皇皇族・外戚・功臣などの陵墓守護清掃にあたるものとして、政府年限を限って指定する戸または人。庸および雑徭を免ぜられる。良民の中から選定されるもので、陵戸と異なる。
    1. [初出の実例]「改葬井上内親王、其墳称御墓。置守冢一烟」(出典:続日本紀‐宝亀八年(777)一二月乙巳)
    2. [その他の文献]〔史記‐淮南厲王長伝〕

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普及版 字通 「守冢」の読み・字形・画数・意味

【守冢】しゆちよう

墓守り。

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