守屋謙二(読み)モリヤ ケンジ

20世紀日本人名事典 「守屋謙二」の解説

守屋 謙二
モリヤ ケンジ

昭和期の美術史家 慶応義塾大学教授



生年
明治31(1898)年8月29日

没年
昭和47(1972)年4月22日

出生地
岐阜県大垣

学歴〔年〕
慶応義塾大学文学部哲学科〔大正12年〕卒

学位〔年〕
文学博士(慶応義塾大学)〔昭和20年〕

主な受賞名〔年〕
義塾賞〔昭和20年〕「日本の絵画

経歴
沢木四方吉慶大教授に西洋美術史を師事。沢木亡き後をうけ、ウェルフリン「美術史の基礎概念」を完沢。昭和12年慶大助教授、14年ミュンヘン、ベルリン両大学留学、戦争悪化のため17年からライプチヒ大講師となり、日本語と日本美術を講じた。20年帰国、慶大文学部教授となった。書画をよくし、短編小説も書いた。著書に「美学」「日本の絵画」「書の芸術性」「ドイツの絵画と彫刻」「文化地理大系ドイツ論」、訳書パッサルゲ「現代美術史理論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「守屋謙二」の解説

守屋謙二 もりや-けんじ

1898-1972 昭和時代の美術史学者。
明治31年8月29日生まれ。沢木四方吉(よもきち)に師事し,西洋美術史をまなぶ。昭和14年ドイツに留学,20年帰国して母校慶大の教授となる。訳書にウェルフリン「古典美術」など。昭和47年4月22日死去。73歳。岐阜県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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