安久美神戸神明社(読み)あくみかんべしんめいしや

日本歴史地名大系 「安久美神戸神明社」の解説

安久美神戸神明社
あくみかんべしんめいしや

[現在地名]豊橋市八町通三丁目

祭神天照大神ほか七柱。吉田神明宮とも称した。天慶三年(九四〇)平将門の乱平定に際し、朝廷報賽のため飽海あくみ郷の一部を伊勢神宮に献じた。これを三河国新神戸あるいは、飽海神戸という。社伝によると、この時大中臣頼基の庶流基守が伊勢国より来て当社を創建したという。明応六年(一四九七)銘の棟札に「□□□御屋形馬一疋平朝臣古白馬一疋 地下 宮司藤原左衛門五郎守家 奉造立参川国於渥美郡新神戸郷社頭壱宇棟上ニ入物等雑物ワタ絹一疋唐瓶子(下略)」とあり、牧野古白が御屋形すなわち今川氏親とともに社殿造営に尽力している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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