日本歴史地名大系 「安倍神社」の解説 安倍神社あべじんじや 茨城県:結城郡石下町豊田村安倍神社[現在地名]石下町豊田豊田(とよだ)集落南に榎・公孫樹・杉などの古木に囲まれて鎮座。祭神安倍貞任・宗任。旧村社。阿部(あべ)神社・安倍大明神とも称する。「結城郡郷土大観」「趣味の結城郡風土記」などによれば豊田善基が豊田城を築いた際に現千代川村の宗任(むねとう)神社より分霊し、当社を創祀。「下総旧事考」には「御代宮」とみえている。秋の例祭(現在は一一月一五日)に「どろんこ祭」という神事があり、二つの箕を竜の口に、一〇メートルくらいの布を胴体に見立て、その中に村の若衆二〇―三〇人くらいが入り村中を練り歩く。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報