安室宿村(読み)やすむろしゆくむら

日本歴史地名大系 「安室宿村」の解説

安室宿村
やすむろしゆくむら

[現在地名]上郡町なしはら

落地おろち村の南、梨ヶ原川中流域に位置する。古山陽道および近世の山陽道が通り、備前国境の船坂ふなさか峠麓の間の宿であった。中世梨原なしがはらと称し、近世にも船坂村当村の惣名を梨原村と称した(伊能忠敬測量日記)。江戸時代の領主変遷下栗原しもくりばら村に同じ。正保郷帳では宿村とみえ、田高一六石余・畠高六五石余。その後高田宿たかたしゆく村と区別するため安室を冠し、元禄郷帳には安室宿村とある。宝永三年(一七〇六)の名村組指出帳(花岳寺文書)によれば高八四石余・反別一一町余、家数五二・人数二九八、牛一八・馬二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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