安方村(読み)やすかたむら

日本歴史地名大系 「安方村」の解説

安方村
やすかたむら

[現在地名]大田区多摩川たまがわ一丁目・東矢口ひがしやぐち二丁目・池上いけがみ七―八丁目

はら村の北、矢口やぐち村の東に位置し、村域は東西に長く、六郷ろくごう用水西方より当村に入る。北条氏所領役帳によれば、諸足軽衆の有滝母は「江戸 安方分」に役高一九貫九六〇文の所領を有していた。田園簿に村名がみえ、田方一八七石余・畑方三五石余、品川東海とうかい寺領元禄郷帳では高二二二石余。


安方村
やすかたむら

[現在地名]清和村安方

西は仏原ほとけばる村、東と南をそれぞれ阿蘇郡柳井原やないばる(現蘇陽町)などと接する。慶長国絵図に村名がみえる。矢部手永に属し、「国誌」によると長成ながなり村・杤原とちはら村・砥甲村などの小村があった。文政九年(一八二六)矢部手永略手鑑では高二四九石三斗余、田畝七町八反六畝余・畑畝一四町六畝余・苅畑五町余、竈数二六、男五三・女五〇、牛五〇・馬四四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android