安是湖(読み)あぜのみなと

日本歴史地名大系 「安是湖」の解説

安是湖
あぜのみなと

古代の下総国北東部にあった湖。「常陸国風土記」香島郡条に同郡の南が下総境の「安是の湖」で、この湖に若松わかまつの浦があるという。また那賀の寒田なかのさむた(現茨城県神栖町)の郎子が「海上の安是」の嬢子を思う歌として「いやぜるの 安是の小松に 木綿垂でて 吾を振り見ゆも 安是小島はも」(風土記)と詠んでおり、この海上を下総国海上うなかみ郡とすることができる。「万葉集」巻一四に「安斎可潟あぜかがた潮干のゆたに思へらばうけらが花の色に出めやも」とある潟を安是というが、アゼは浅瀬の意で、湖は水門つまり河口であろうとして後代の地形から銚子の付近とする説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む