日本歴史地名大系 「安能寺」の解説 安能寺あんのうじ 奈良県:宇陀郡御杖村菅野村安能寺[現在地名]御杖村大字菅野小字堂ノ尾菅野(すがの)集落の中央付近にある。宝涌山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。寺伝によれば弘仁年間(八一〇―八二四)空海の建立に始まり、室生(むろう)寺(現奈良県室生村)の別院であったという。室町時代に衰退したが、文明年間(一四六九―八七)城上(しきじよう)郡芝(しば)(現奈良県桜井市)の慶田(けいでん)寺第二世江父徳源を請じて菅野村寺尾(てらお)に再興された。六世嘯月の時現在地に再建、以来曹洞宗に属した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by