安黒村(読み)あぐろむら

日本歴史地名大系 「安黒村」の解説

安黒村
あぐろむら

[現在地名]一宮町安黒

揖保いぼ川の左岸に位置し、同川の支流岡城おかじろ川が形成した堆積地と揖保川の沖積地からなる。北は伊和いわ村。江戸時代初期は神戸かんべ村に含まれ、正保郷帳に村名はみえない。分村についての伝承は伊和村と同じ。分村後の領主変遷も明和六年(一七六九)まで伊和村と同じ。同年尼崎藩領となり幕末に至る(岡本家文書・旧高旧領取調帳など)元禄郷帳では「古ハ市場村」と注記され、高三三八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android