日本歴史地名大系 「宍甘村」の解説 宍甘村しじかいむら 岡山県:岡山市旧西大寺市地区宍甘村[現在地名]岡山市宍甘宿(しゆく)村の南西、龍(たつ)ノ口(くち)山南東はずれの山王(さんのう)山(八一・八メートル)南西麓に集落がある。山陽道が通り、「備陽記」に枝村として載る東部の水内(みずうち)には茶屋があった(吉備温故秘録)。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)の居都(こづ)庄に村名があり、寛永備前国絵図では高一千一四一石余。正保郷帳に「しじかい」と振仮名があり、草山小・松林少とある。「備陽記」によると田畠六〇町余、家数六〇・人数四四五、池五。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば直高一千七六二石余、蔵入と家老伊木豊後および家臣七人の給地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by