宗乗(読み)シュウジョウ

デジタル大辞泉 「宗乗」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じょう【宗乗】

自宗教義。もと禅宗で、禅門宗義や禅の極致をいった語。他の教えを余乗といって区別した。

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精選版 日本国語大辞典 「宗乗」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じょう【宗乗】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。自宗の教義。宗義。
    1. [初出の実例]「式扶王度、永護宗乗」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・山城州東山建仁禅寺語録)
    2. [その他の文献]〔五燈会元‐一七〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗乗」の意味・わかりやすい解説

宗乗
しゅうじょう

仏教用語。もと禅宗の用語で,極致の意。日本近世以後は,各宗の学林大学などで他宗を学ぶこと (余乗) に対して,自宗派の学問,またはそれに関する典籍を研究することをいう。

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