日本歴史地名大系 「宗仙寺」の解説 宗仙寺そうせんじ 京都市:下京区稚松学区堺町宗仙寺[現在地名]下京区堺町高倉(たかくら)通の東側に位置する。小本山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。寺伝は宗祖道元が京都に創設した三ヵ寺の一とするが、寺の記録では寛正六年(一四六五)に京都所司代多賀高忠が六条高倉の地に建立、大平山宗仙寺と号したとする。開基は不詳であるが、中興は武州三田海禅(みたかいぜん)寺(現東京都青梅市)の僧天江。慶長七年(一六〇二)頃現在地に移転した。天明八年(一七八)・安政五年(一八五八)・元治元年(一八六四)の三回の火災で類焼したが再建され、現在の建物は明治三六年(一九〇三)以降の再建(坊目誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by