日本歴史地名大系 「宗信寺」の解説 宗信寺そうしんじ 埼玉県:川口市上青木村宗信寺[現在地名]川口市上青木二丁目長陽山と号し、日蓮宗。もと池上本門寺の末寺。本尊は一塔両尊四士で、日蓮像も安置する。正応四年(一二九一)の創立と伝え、開山は日蓮の高弟の一人日興で、大石(たいせき)寺(現静岡県富士宮市)や本門(ほんもん)寺(現同上)などの開山でもある。当初は当地南端の富士原(ふじつぱら)にあり、富士山光妙(こうみよう)寺と称していた。その後没落し廃寺同様であったのを、寛永六年(一六二九)に大檀那であった土屋宗次(戒号宗信院日宗)が発願して現在地に再興、本寺本門寺一九世日豊を中興開基として迎えたという(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by