宗吉村
むねよしむら
[現在地名]東広島市八本松町宗吉
瀬野川最上流の標高二五〇メートル前後の盆地に位置する。北に四〇〇メートル級の尾根が連なり、南に曾場ヶ城山(六〇七・二メートル)がそびえ、村の東寄りに比高一〇〇メートル余の丘陵がある。北は志和東村、西は七条樺坂村、西南は安芸郡上瀬野村(現広島市安芸区)に接する。
西国街道が飯田村から村の南辺を通り大山峠を越えて上瀬野村に至るが、古代山陽道もほぼこれに一致すると思われる。「延喜式」にみえる木綿駅と荒山駅(現安芸区)の間にあった大山駅は「古馬山」の地名を残す大山峠付近に比定される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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