宗吽院(読み)そううんいん

日本歴史地名大系 「宗吽院」の解説

宗吽院
そううんいん

[現在地名]丸森町舘矢間木沼 宮後

木沼きぬま集落の北にある、もと本山派の修験院。現在は教宗派教団に所属せず、宗吽神院とも称する。「木沼村安永風土記」に霊威山清覚寺宗吽院とあり、天平九年(七三七)行基の開山で、院内に熊野社を勧請し、清覚寺を建立、大同四年(八〇九)伝教大師が中興したと伝える。寺格は正大年行事、大番組格と記され、末寺に伊具郡五院、柴田郡三二院、刈田かつた郡一七院などがあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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