宗教的実存(読み)しゅうきょうてきじつぞん(その他表記)religiöse Existenz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗教的実存」の意味・わかりやすい解説

宗教的実存
しゅうきょうてきじつぞん
religiöse Existenz

キルケゴール用語 。悔恨とともに倫理的実存に挫折した人間は,無限者を前にして有限的自己フモールを覚えるにいたって宗教的実存に飛躍する。これは時間的なものと永遠なものとの総合が実現される段階であって,人は地上的な欲望にわずらわされることなく,完全に神の御手道具となる。真のキリスト者としての生き方がまさにこれであるとされる。 (→美的実存 , 倫理的実存 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む