定量音楽(読み)ていりょうおんがく(英語表記)mensural music

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

定量音楽
ていりょうおんがく
mensural music

13~16世紀に定量記譜法によって書かれた多声音楽。自由なリズムによるグレゴリオ聖歌と対立させて,それぞれの音符の長短がはっきりと定まっている音楽という意味でこう呼ばれた。この意味では近代の音楽も定量音楽といえそうであるが,しかし当時はまだ近代の音楽のように小節ごとに繰返される強弱アクセントはもっておらず,普通,前記のような特徴をもつ 13~16世紀の音楽にのみ,定量音楽という言葉が用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

医療過誤

診療過誤ともいい,医療行為一般の誤りをさす。医学知識の不足,医療技術の未熟,診療行為の全体としての疎漏さ,不適切な薬剤や医療器具の使用などが原因となる。具体的には誤診,診断の遅延,手術過誤,注射事故,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android