宝亀院(読み)ほうきいん

日本歴史地名大系 「宝亀院」の解説

宝亀院
ほうきいん

[現在地名]高野町高野山

桜池ようち院の南にある。本尊は十一面観音(伝空海作、木造立像、国指定重要文化財)別格本山。寺伝によれば観賢(延長三年没)開基とするが、鎌倉時代の信堅院号帳および文明五年(一四七三)の諸院家帳には記されていない。高野山九五代検校道淳勤真房、二〇六代検校で当院二七世良盛円深房(慶長一〇年没)、当院二八世朝印空賢房の三人を中興とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報