宝瓶(読み)ホウビョウ

デジタル大辞泉の解説

ほう‐びょう〔‐ビヤウ〕【宝瓶】

華瓶(けびょう)・水瓶(すいびょう)など瓶器の美称。
密教で、灌頂(かんじょう)の水を入れる器。

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大辞林 第三版の解説

ほうびょう【宝瓶】

〘仏〙
花瓶けびよう・水瓶すいびようなどの美称。
真言宗で灌頂かんじようの水を入れる器。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほう‐びょう ‥ビャウ【宝瓶】

〘名〙 (「びょう」は「」の呉音) 仏語。
華瓶(けびょう)、水瓶(すいびょう)など、仏具として用いる瓶器の美称。
※性霊集‐六(835頃)為式部笠丞願文「擎宝瓶、而施財法、之无尽」
※今昔(1120頃か)二「宝瓶に水を入て仏に奉る」 〔観無量寿経〕
② (kalaśa 迦羅奢の訳語) 特に、真言密教で灌頂(かんじょう)の水を入れる器の称。
※源平盛衰記(14C前)八「三密瑜伽の宝瓶(ホウビャウ)には、東寺山門の花開け給へり」 〔王勃‐広州宝荘厳寺舎利塔碑〕

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世界大百科事典内の宝瓶の言及

【瓶】より

…菩薩,とくに観音像の中には,この水瓶を手にした姿のものも少なくない。後者はおもに密教において,曼荼羅(まんだら)の諸尊の供養のために五宝,五香,五薬,五穀,香水などを収める容器として用いられ,宝瓶,賢瓶などともいわれる。いずれにしても,瓶は小乗の比丘の〈六物(ろくもつ)〉には含まれていないところから,とくに大乗になってから重視されるようになり,さらに密教において重要な法具とされるに至ったということができよう。…

※「宝瓶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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