宝石学(読み)ほうせきがく

最新 地学事典 「宝石学」の解説

ほうせきがく
宝石学

gemology

宝石一般に関する学問。宝石類の鉱物学的性質,産地・産状,宝石のカット法などについて研究する。特に宝石類の鑑別に主力が注がれている。鉱物学における鉱物の同定とは異なり,宝石の鑑別には同種鉱物の比重,屈折率,吸収スペクトル,ルミネッセンス,包有物の種類・量などの微妙な差異を利用して,天然宝石と人工宝石,天然宝石と模造宝石,天然宝石の産地の相違などを鑑別しなければならないから,鑑別はより困難で特有の方法が開発されている。ローマのPlinyの『自然誌』にはすでに宝石の記述があり,その後,英国・フランスなど主としてヨーロッパで発展した。ヨーロッパ諸国や米国には国立あるいは法人組織の宝石研究所や宝石学協会があり,鑑定や宝石業者の教育を行っている。日本では,和田維四郎『宝玉誌』(1881)を嚆矢(こうし)とし加藤武夫などによる研究がある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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