20世紀日本人名事典 「加藤武夫」の解説
加藤 武夫
カトウ タケオ
明治〜昭和期の地質学者 東京帝大名誉教授。
- 生年
- 明治16(1883)年10月10日
- 没年
- 昭和24(1949)年4月23日
- 出生地
- 山形県
- 学歴〔年〕
- 東京帝大理科大学地質学科〔明治40年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士
- 経歴
- 東大講師、欧米留学を経て明治44年明治専門学校教授となり、大正9年東大教授に復帰、鉱床地質学講座を担当、理学部長を務めた。昭和19年定年退官、名誉教授。この間、帝国学士院会員、外務省嘱託、学術研究会議議員、同地質学・地理学副部長などを兼ねた。地質・地理学研究の足跡は欧州から南北アメリカ、南アフリカ、中国、インドネシアなど世界各地に及んだ。著書に「鉱床地質学」「岡山県棚原鉱山の研究」「本邦に於ける火成活動と鉱床生成時代の総括」「本邦硫黄鉱床の総括」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報