宝聖寺(読み)ほうしようじ

日本歴史地名大系 「宝聖寺」の解説

宝聖寺
ほうしようじ

[現在地名]幸手市平須賀

倉松くらまつ川東岸の低地に位置する。大鱗山光明院と号し、真言宗豊山派。本尊大日如来。応安二年(一三六九)木立きだち光明こうみよう院の宥俊から受法した覚宥が入寺しているので、草創はそれ以前と思われる。その後権現堂ごんげんどう川の氾濫で光明院は流失、宥俊も当寺に移り両寺を合せて一寺とし、富影山光明院と号したこともあったという(風土記稿)。当寺には慶長一一年(一六〇六)写の大永五年(一五二五)三月二一日の宝聖寺末寺帳があり、末寺四六ヵ寺がその所在地名とともに記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android