宝達川(読み)ほうだつがわ

日本歴史地名大系 「宝達川」の解説

宝達川
ほうだつがわ

宝達山北斜面の「あし谷」「なが谷」に水源をもち、山麓の宝達村東部で北谷きただに川を合せ、西流して日本海に注ぐ。流路延長五・五六キロ。水源である宝達山は山麓八四ヵ村の入会山で、藩政初期の薙畑(焼畑)や製炭のための過度の伐採荒廃が著しく、氾濫による流路の変更や旱魃の影響を受けやすかった。そのため宝暦三年(一七五三)山崎やまざき村から河口米出こめだし村に至る約四キロの河道をほぼ直線状に掘削した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android