実年（読み）じつねん

精選版 日本国語大辞典

じつ‐ねん【実年】

〘名〙

① 実際の年齢。本当のとし。

② 五、六〇歳の年齢層をさす語。昭和六〇年（一九八五）厚生省の公募により決められた。

[補注]①については、「名物六帖‐人事箋」に「実年 マコトノトシ」とある。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

じつ‐ねん【実年】

１ 5、60歳の年齢層をさす語。昭和60年（1985）厚生省が公募して決めたもの。
２ 実際の年齢。実年齢。
[類語]中年・熟年・中高年・初老

出典　小学館

普及版 字通

【実年】じつねん

実際の年齢。任官の届出年齢と異なる。〔容斎四筆、三、実年官年〕士大夫の官閥を敍するに、謂(いはゆる)實年官年の兩り。(さき)に未だ嘗(かつ)て官の書に見ず。大抵布衣、擧に應ずるとき、必ず數を減ず。蓋し少壯なる、此れを(か)りて昏を求むるの地と爲さんと欲す。

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出典　平凡社「普及版 字通」