実用英語技能検定(読み)ジツヨウエイゴギノウケンテイ(英語表記)The EIKEN Test in Practical English Proficiency

デジタル大辞泉 「実用英語技能検定」の意味・読み・例文・類語

じつようえいごぎのう‐けんてい【実用英語技能検定】

英語検定

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「実用英語技能検定」の意味・わかりやすい解説

実用英語技能検定
じつようえいごぎのうけんてい
The EIKEN Test in Practical English Proficiency

年間約300万人が受ける日本最大級の英語検定試験。「英検」の愛称で知られている。「聞く」「話す」「読む」「書く」の四つの技能筆記リスニング、面接形式のスピーキングテストで測定する。難度が高い順に1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7段階があり、1級と準1級が大学レベル、2級と準2級が高校レベル、3~5級が中学レベルとされる。準1級は「英語圏での社会生活を不自由なく送れるレベル」とされ、中学・高校の英語教員に求められる指標とされる。1963年(昭和38)から公益財団法人・日本英語検定協会が実施しており、2017年(平成29)時点で、年3回実施されている。英検のほか、幼児から小学生向けの「英検ジュニア(英検Jr.)」、企業や教育現場の需要に応じて英語能力を測定する「英検IBA」がある。また非英語圏出身者を対象とするアメリカのTOEFL(トーフル)やTOEIC(トーイック)の普及に対抗し、2014年にはオーストラリア政府と協定を結び、2級や準2級に合格した中学3年生と高校生をオーストラリアへ留学させる制度を設けた。ヨーロッパを中心に使われている語学力評価の国際基準CEFR(セファール)と、英検の試験結果を比較できるスコア表示サービスも2014年から始めた。

 2015年度の志願者数は約322万5000人。このうち小学生以下が約35万6000人であった。2013年に閣議決定した「教育振興基本計画」では、中学校卒業段階で3級程度以上、高校卒業段階で準2級~2級程度以上の割合を5割にするとの目標を掲げた。2013年度調査で、達成割合は中学・高校ともに3割強である。

[矢野 武 2017年5月19日]

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知恵蔵 「実用英語技能検定」の解説

実用英語技能検定

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