実運(読み)じつうん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「実運」の解説

実運 じつうん

1105-1160 平安時代後期の僧。
長治(ちょうじ)2年生まれ。源俊房の子。真言宗醍醐寺(だいごじ)座主(ざす)の兄勝覚(しょうかく)にまなび,のち勧修寺の寛信師事。醍醐寺にかえり,保元(ほうげん)元年(1156)元海から灌頂(かんじょう)をうけ,醍醐寺座主となる。同寺勝倶胝院をひらいた。永暦(えいりゃく)元年2月24日死去。56歳。法名ははじめ明海。通称は廟僧都,勝倶胝院僧都。著作に「玄秘抄」「金宝鈔口伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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