客取(読み)きゃくとり

精選版 日本国語大辞典 「客取」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐とり【客取】

〘名〙
遊女芸妓などが遊客相手をすること。また、それがうまい者。
評判記・冬至梅宝暦評判記(1751‐64頃)五「客とりの名人、当顔見世としまの守渡辺のはやるが娘ねつのまへにて」
② 客をさそい込むこと。また、それを仕事とする人。客引き
歌舞伎・綴合新著膝栗毛(1863‐80)序幕「あの磁石石(じしゃくせき)はおらが家の客取(キャクトリ)でござる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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