客思(読み)キャクシ

精選版 日本国語大辞典 「客思」の意味・読み・例文・類語

かく‐し【客思】

  1. 〘 名詞 〙 遠く異郷にあってふるさとをしのぶ心。旅先での思い。きゃくし。
    1. [初出の実例]「郷関何処在、客思転紛々」(出典:凌雲集(814)渉信濃坂〈坂上今継〉)
    2. [その他の文献]〔謝朓‐離夜詩〕

きゃく‐し【客思】

  1. 〘 名詞 〙かくし(客思)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「客思」の読み・字形・画数・意味

【客思】きやくし

客意旅愁。斉・謝〔離夜、江丞・王常侍と同(とも)に作る〕詩 ほ恨みを知る 客思、眇(はる)かにして裁しし 山川、盡すべからず 况(いは)んや乃ち故人の杯をや

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