宮内大臣一座(読み)くないだいじんいちざ(その他表記)Lord Chamberlain's Men

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮内大臣一座」の意味・わかりやすい解説

宮内大臣一座
くないだいじんいちざ
Lord Chamberlain's Men

イギリスのエリザベス朝時代の劇団。 1594年に結成。シェークスピアも作者および俳優として関係した。グローブ座公演,のちにブラックフライアーズ座も入手して,冬季の屋内公演を行なった。 1603年のエリザベス1世没後国王一座改称

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世界大百科事典(旧版)内の宮内大臣一座の言及

【シェークスピア】より

…このころまでに彼はすでに新進の劇作家兼俳優として名を成していたとする証拠がある。94年に宮内大臣一座Lord Chamberlain’s Menが結成されたとき,幹部座員としてそれに加わり,精力的に活動を続けた。彼の成功は97年に故郷に〈ニュープレース〉と呼ばれる大きな邸宅を購入したこと,また99年のグローブ座完成に際して劇場の所有主兼株主のひとりとして名が挙がっていることからも察せられる。…

※「宮内大臣一座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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