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転付命令 てんぷめいれい Überweisungsbeschluss an Zahlungs Statt

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

転付命令
てんぷめいれい
Überweisungsbeschluss an Zahlungs Statt

金銭債権に対する強制執行の場合に,差押えられた債権を支払いに代えて差押え債権者に移転する命令 (民事執行法 159) 。転付命令は債務者および第3債務者に送達され,これが確定すると,差押え債権者の債権および執行費用は,転付の対象となった金銭債権が存在するかぎり,その券面額で,転付命令が第3債務者に送達されたときに弁済されたものとみなされる (160条) 。

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デジタル大辞泉の解説

てんぷ‐めいれい【転付命令】

転付についての執行裁判所の命令。

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百科事典マイペディアの解説

転付命令【てんぷめいれい】

債権者が差し押さえた債務者の第三債務者に対して有する債権を,支払に代え券面額でそのまま差押債権者に移転する裁判所の命令(民事執行法159条)。差押債権者の申立てにより行われるが,この命令は債務者および第三債務者に送達しなければならない。
→関連項目配当要求

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世界大百科事典 第2版の解説

てんぷめいれい【転付命令】

差し押さえた金銭債権を,支払に代えて,券面額どおりに差押債権者に移転する執行裁判所の命令(民事執行法159,160条)。転付命令を得ると,券面額で弁済されたことになり,執行手続が終了し,他の債権者の配当要求が認められなくなる。債権債務の決済方法として直接的であり,事実上の優先弁済を受けることができるため,配当に際して差押債権者とその他の配当要求をした債権者を平等に扱う平等主義を採用する日本法の下において,多く利用されている。

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大辞林 第三版の解説

てんぷめいれい【転付命令】

債務者が第三債務者に対して債権をもつ場合、その債権を券面額で債権者に移転させる裁判所の命令。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

転付命令
てんぷめいれい

金銭債権の強制執行において、債務者が第三債務者に対してもっている金銭債権が差し押さえられた場合(債権執行という)の、その債権(被差押債権)の金銭化(換価)の方法で、その債権を支払いにかえて券面額(債権の目的として表示されている一定の金額)で差押債権者に移転する旨の、裁判所の決定(民事執行法159条)。したがって、転付命令は、被差押債権が金銭債権で、券面額を有するときにのみ許される。転付命令は債務者および第三債務者に送達されなければならないが、第三債務者に送達されるときまでに、他の債権者による差押え・仮差押えの執行または配当要求のないことが必要で、これがあると転付命令は効力を生じない。転付命令の効力は確定により生じ、その内容は、第三債務者への送達のときに弁済があったとみなされることである。したがって、差押債権者は他の債権者に優先して弁済を受けることになるが、転付された債権(たとえば銀行等の口座にある預金債権等)が現実に取り立て不可能となる危険は、債権者が負担する。第三債務者が十分な資力を有するとき(たとえば銀行等)に、転付命令が実効性を有するゆえんである。[本間義信]

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