20世紀日本人名事典 「宮木高明」の解説
宮木 高明
ミヤキ コウメイ
昭和期の薬学者 千葉大学教授。
- 生年
- 明治44(1911)年1月30日
- 没年
- 昭和49(1974)年1月9日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学医学部薬学科〔昭和10年〕卒
- 学位〔年〕
- 薬学博士〔昭和17年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 日本薬学会賞学術賞〔昭和30年〕「腐敗アミンの生化学的研究」,日本薬剤師会賞〔昭和46年〕,朝日科学奨励金「生体アミンの生化学・生理学に関する研究」
- 経歴
- 東大薬化学教室の近藤平三郎門下。東大副手ののち、昭和17年千葉医大薬専教授、22年千葉大教授。24年薬学部長、38年同腐敗研究所長、のち生物活性研究所長を歴任。この間国立予防衛生研究所食品衛生部長併任。また日本学術会議などの委員、日本薬学会役員、同会頭、科学技術庁ライフサイエンス推進委員長、長井薬学記念館建設実行委員長なども務めた。「薬〈岩波新著〉」「薬品化学」等医療関係の啓発書を執筆、「ファルマシア」初代編集長として薬学界のスポークスマンでもあった。遺稿集「われ玆に在るもの」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報