宮本重良(読み)ミヤモト ジュウリョウ

20世紀日本人名事典 「宮本重良」の解説

宮本 重良
ミヤモト ジュウリョウ

昭和期の彫刻家



生年
明治28(1895)年7月17日

没年
昭和44(1969)年7月28日

出生地
東京市日本橋区小伝馬町3丁目

本名
宮本 重次郎

学歴〔年〕
久松高小〔明治42年〕卒,太平洋画会研究所卒,日本美術院研究所卒

主な受賞名〔年〕
日本美術院賞〔昭和5年〕「童女像」「男立像」

経歴
石井鶴三に師事。大正13年院展に初入選し、昭和5年「童女像」「男立像」で日本美術院賞を受賞、11年同院同人となる。戦後も同展に出品し、34年評議員となるが、36年彫塑部解散に伴って退会。粲々会を結成し、43年第8回展まで毎年出品、44年同第9回展には「猿田彦神」「婦人像」「脚を拭く」「うずめの命」「小林氏像」(絶作)など代表的遺作が陳列された。木彫仏像神像を主に制作した他、芭蕉について研究し多くの芭蕉像を残している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮本重良」の解説

宮本重良 みやもと-じゅうりょう

1895-1969 昭和時代の彫刻家。
明治28年7月17日生まれ。太平洋画会研究所,日本美術院研究所にまなぶ。昭和5年院展で日本美術院賞,11年美術院同人。36年粲々会を結成,43年まで出品。木彫の仏像や神像のほか,松尾芭蕉(ばしょう)の像をおおく制作。昭和44年7月28日死去。74歳。東京出身。本名は重次郎。作品に「童女像」「猿田彦神」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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