宮海村(読み)みやうみむら

日本歴史地名大系 「宮海村」の解説

宮海村
みやうみむら

[現在地名]酒田市宮海

下市神新田しもいちがみしんでん村の西にある。日向につこう川新川開削前は日向川の右岸、開削後は左岸になり、西側は日本海。はま街道が通り、正保庄内絵図(本間美術館蔵)には村南端に一里塚が記され、白木興しろきこうヤ村(現飽海郡遊佐町)まで二七町、上林興かんばやしこうヤまで三町、海は遠浅二町、水深二、三尺とある。日向川新川開削後は同川渡で白木(現遊佐町)に渡った。地名は古来当地から吹浦大物忌ふくらおおものいみ・月山両所宮(現同上)に贄を進献していたことによる(「社伝」大物忌神社文書)。明暦二年(一六五六)の検毛帳(飽海郡誌)では高四三石余、貞享年間(一六八四―八八)の高二三石余、家数一八(「村組付」飽海郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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