青塚(読み)あおつか

精選版 日本国語大辞典 「青塚」の意味・読み・例文・類語

あお‐つか あを‥【青塚】

〘名〙 青い草の生い茂っている塚。
太平記(14C後)三「道の傍(そば)なる青塚(アヲツカ)の陰に」

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日本歴史地名大系 「青塚」の解説

青塚
あおつか

[現在地名]豊山町豊場 青塚屋敷

塚の面積約一千三二〇坪・高さ四〇尺あり、雑木・竹が繁茂し、頂上に富士社(祭神木花開哉姫命)を祀る(西春日井郡誌)。俗に天正一二年(一五八四)小牧長久手の戦の時、豊臣秀吉の将森長可がこの塚に陣し、長久手ながくてで一敗するや、秀吉自らこの塚に登り、美濃路退軍の指揮をしたというが、この時の配陣の位置、行軍経路などから、これは丹羽郡青塚の誤りであろう(尾張志)

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