宴座・宴坐・燕坐(読み)えんざ

精選版 日本国語大辞典 「宴座・宴坐・燕坐」の意味・読み・例文・類語

えん‐ざ【宴座・宴坐・燕坐】

〘名〙
文華秀麗集(818)中・答澄公奉献詩〈嵯峨天皇〉「経行人事少、宴坐歳華催」
② (━する) 仏語身心動揺を静め、坐禅(ざぜん)すること。
※天台大師和讚(10C後‐11C前)「木を植ゑ菴を造てぞ初て宴坐し給ひし」 〔維摩経‐上〕

えん‐の‐ざ【宴座・宴坐・燕坐】

〘名〙 朝廷節会、臣下の大饗の時などの酒宴の座。正式献酬をさし、その後、席を改めてからくつろいで歓談、飲食する穏座(おんざ)が引き続いて行なわれた。⇔穏座
延喜式(927)一一「次大臣已下史已上謝座着宴座

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