宴座(読み)エンザ

デジタル大辞泉 「宴座」の意味・読み・例文・類語

えん‐ざ【宴座/××坐】

宴の座」に同じ。
座禅をすること。
面壁―すといへども習禅にはあらざるなり」〈正法眼蔵・行持下〉

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精選版 日本国語大辞典 「宴座」の意味・読み・例文・類語

えん‐ざ【宴座・宴坐・燕坐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. えんのざ(宴座)
    1. [初出の実例]「経行人事少、宴坐歳華催」(出典:文華秀麗集(818)中・答澄公奉献詩〈嵯峨天皇〉)
  3. ( ━する ) 仏語身心動揺を静め、坐禅(ざぜん)すること。
    1. [初出の実例]「木を植ゑ菴を造てぞ初て宴坐し給ひし」(出典:天台大師和讚(10C後‐11C前))
    2. [その他の文献]〔維摩経‐上〕

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世界大百科事典(旧版)内の宴座の言及

【酒】より

…まわし飲みではなく,各人の盃に長柄のちょうし(銚子)で酒がつがれ飲むのが,一度の勧盃(けんぱい)であった。勧盃あるいは三献はあくまで儀礼であり,これを宴座(えんのざ)と称した。これに続く穏座(おんざ)はかなり自由にふるまえるものであった。…

※「宴座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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