家室(読み)かしつ

精選版 日本国語大辞典 「家室」の意味・読み・例文・類語

か‐しつ【家室】

〘名〙
① 家。家屋、また、部屋
江都督納言願文集(平安後)六・東宮学士大江朝臣匡房「家室増慶、子孫飽徳」
三国伝記(1407‐46頃か)一〇「親属奴婢等家室に来集て悲て涕泣し」 〔史記‐淮南厲王長伝〕
② 妻。閨室(けいしつ)
今昔(1120頃か)六「君の御為に、家室在(まし)まして、婢使として仏師の許に遣(つかはし)て仏を令造(つくらし)めき」

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普及版 字通 「家室」の読み・字形・画数・意味

【家室】かしつ

夫婦。〔詩、周南桃夭〕之(こ)の子于(ここ)に歸(とつ)ぐ 其の家室に宜しからん

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