宿世結(読み)すくせむすび

精選版 日本国語大辞典 「宿世結」の意味・読み・例文・類語

すくせ‐むすび【宿世結】

〘名〙 多く男女の名を一名ずつ書いた紙をひねり、男女一本ずつ結び合わせて、偶然の組み合わせを作るうらない遊戯遊女などがよくした。えんむすび。
異制庭訓往来(14C中)「宿世結・宿世焼〈略〉指抓等。是尤雖不難之振舞。尚費力摧肝之体也」
人情本・軒並娘八丈(1824)四「宿世(スグセ)結びの所為(わざ)くれに、お前と二人結ばれし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android