精選版 日本国語大辞典 「宿官」の意味・読み・例文・類語
しゅっ‐かん シュククヮン【宿官】
〘名〙 平安時代、六位蔵人や式部・民部丞、外記・史・検非違使などがそれぞれの勤務の功によって従五位下に上り、受領(ずりょう)に任ぜられる資格を得た際、欠員がないため、自分の順番がくるのを待つ間、しばらく任ぜられる諸国の権の守、あるいは諸国の介などの称。やどりのつかさ。
※中右記‐康和五年(1103)二月三〇日「蔵人・式部・民部宿官多権守、外記・史・検非違使宿官多介」
しゅく‐かん ‥クヮン【宿官】
〘名〙 ⇒しゅっかん(宿官)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報