宿志(読み)シュクシ

デジタル大辞泉 「宿志」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐し【宿志】

かねてから抱いていた志。
「―を達して」〈菊亭香水・世路日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「宿志」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐し【宿志】

  1. 〘 名詞 〙 久しい以前から抱いているこころざし。年来の志望。かねての願い。宿望宿願宿心素志。しくし。
    1. [初出の実例]「送終之具、因其遺言、務従節倹、以申宿志」(出典家伝(760頃)上)
    2. 「ラムリ積年外国に遊学するの宿志あり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一六)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐王覇妻伝〕

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普及版 字通 「宿志」の読み・字形・画数・意味

【宿志】しゆくし

平素の願い。宋・陸游幽居〕詩 宿志、人外に在り 心、物初に游ぶ

字通「宿」の項目を見る

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