寄り(読み)ヨリ

デジタル大辞泉 「寄り」の意味・読み・例文・類語

より【寄り】

ある方向場所などに近づいて位置すること。また、その位置。「新ビルが駅寄りに建つ」「北寄りの風」「右寄り思想
人などが集まること。また、その集まりぐあい。「人の寄りがいい」
できものなどが1か所に固まること。また、その固まり。「あせもの寄り
相撲で、相手のまわしを取り、体を合わせるようにして土俵際に進むこと。「怒濤どとう寄りを見せる」
寄り付き5」の略。
釣りで、魚が多く集まっている所。

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精選版 日本国語大辞典 「寄り」の意味・読み・例文・類語

より【度・寄】

  1. 〘 接尾語 〙 回数を数えるのに用いる。回。たび。ど。
    1. [初出の実例]「時に使主(おむ)斐世清、親(み)つから書を持ちて両度(ふたヨリ)再拝(をか)む」(出典日本書紀(720)推古一六年八月(岩崎本平安中期訓))

寄りの補助注記

動詞「よる(寄)」の連用形からきたとも、「よりより」という副詞の例から、元来は「時」の意の名詞があったろうともいわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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