古代の称号。阿知使主・中臣烏賊津(いかつ)使主など名の下に付す敬称の場合と,末使主・和(やまと)薬使主などカバネの場合とがある。このうち使主をカバネとした氏族の多くは渡来系であるが,末使主などは神別天神系を称している。なお「日本書紀」で坂本臣の祖とする根使主を「古事記」では根臣とも記しており,政治制度としての氏姓制の確立以前は使主と臣は混同して用いられたと思われる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...