使主(読み)オミ

デジタル大辞泉 「使主」の意味・読み・例文・類語

おみ【使主】

古代かばねの一。渡来人に多い。

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精選版 日本国語大辞典 「使主」の意味・読み・例文・類語

おむ【使主】

  1. 〘 名詞 〙おみ(使主)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「時に使主(オム)裴世清、親(みつか)ら書を持ちて、両度(ふたより)再拝(をか)む」(出典日本書紀(720)推古一六年八月(岩崎本訓))

おみ【使主】

  1. 〘 名詞 〙 古代の姓(かばね)一つ。臣(おみ)と同じで、渡来人に多い。
    1. [初出の実例]「使主、此をば於瀰(オミ)と云ふ」(出典:日本書紀(720)顕宗即位前)

つかい‐ぬしつかひ‥【使主】

  1. 〘 名詞 〙 人や物を使う立場の人。使う人。使い手使用者

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「使主」の解説

使主
おみ

古代の称号阿知使主・中臣烏賊津(いかつ)使主など名の下に付す敬称の場合と,末使主・和(やまと)薬使主などカバネの場合とがある。このうち使主をカバネとした氏族の多くは渡来系であるが,末使主などは神別天神系を称している。なお「日本書紀」で坂本臣の祖とする根使主を「古事記」では根臣とも記しており,政治制度としての氏姓制の確立以前は使主と臣は混同して用いられたと思われる。

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普及版 字通 「使主」の読み・字形・画数・意味

【使主】ししゆ

節度使

字通「使」の項目を見る

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