寄目(読み)ヨリメ

デジタル大辞泉 「寄目」の意味・読み・例文・類語

より‐め【寄(り)目】

左右ひとみ内側に寄っていること。また、その目。内斜視俗称
文楽人形で、はめ込みになっている両眼球を、中央に寄せたり、左右に動かしたりできる仕掛けのある目。
[類語]斜視藪睨み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寄目」の意味・読み・例文・類語

より‐め【寄目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文楽人形の目で、はめこみになっている両眼球を、同時に中央へ寄せたり、左右に動かしたりすることのできる仕掛けのあるもの。寄り目を遣う時は、同時に眉を動かすことが多い。
  3. 物をみつめたとき、一方の目が内側を向く目。内斜視の俗称。
    1. [初出の実例]「牡の虎猫だが細面の寄り目で」(出典:父の詫び状(1978)〈向田邦子〉鼻筋紳士録)

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