寄目(読み)ヨリメ

精選版 日本国語大辞典 「寄目」の意味・読み・例文・類語

より‐め【寄目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文楽人形の目で、はめこみになっている両眼球を、同時に中央へ寄せたり、左右に動かしたりすることのできる仕掛けのあるもの。寄り目を遣う時は、同時に眉を動かすことが多い。
  3. 物をみつめたとき、一方の目が内側を向く目。内斜視の俗称。
    1. [初出の実例]「牡の虎猫だが細面の寄り目で」(出典:父の詫び状(1978)〈向田邦子〉鼻筋紳士録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む