富人(読み)ふじん

精選版 日本国語大辞典 「富人」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じん【富人】

  1. 〘 名詞 〙 富裕な人。金持財産家
    1. [初出の実例]「俄不慮之外、一天之人令財物、已成富人」(出典江談抄(1111頃)六)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・正月〕

とみ‐びと【富人】

  1. 〘 名詞 〙 富んだ人。裕福な人。金持。
    1. [初出の実例]「富人(とみひと)の家の子どもの着る身無みくたし捨つらむきぬ綿らはも」(出典:万葉集(8C後)五・九〇〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「富人」の読み・字形・画数・意味

【富人】ふじん

金持ち。〔詩、小雅正月〕民、今の祿(幸い)無き 天夭(てんえう)(禍い)に是れ(そこ)なはる (よ)いかな富める人 哀(かな)し、此の獨(けいどく)(孤独の者)

字通「富」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む