デジタル大辞泉 「富小路」の意味・読み・例文・類語 とみ‐の‐こうじ〔‐こうぢ〕【富小路】 平安京の左京を南北に通じる街路の一。現在の麩屋町ふやちょう通りはその一部。京都市を南北に通じる通りの一。平安京の富小路とは別で、天正年間(1573~1592)に開通。北の丸太町通りから南の渉成園(枳殻きこく邸)北に至る。麩屋町通りの西の通り。全長約2.8キロ。富小路通り。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「富小路」の意味・読み・例文・類語 とみ‐の‐こうじ‥こうぢ【富小路】 [ 一 ] 平安京左京を南北に通じる道路の一つ。東京極大路の一筋西。現在の麩屋町通はその一部に当たる。[ 二 ] 平安京右京を南北に通じる道路の一つ。西京極大路の一筋東にある無差小路(むさのこうじ)の別名。[初出の実例]「無武小路 富小路起レ自レ東」(出典:拾芥抄(13‐14C)中)[ 三 ] 京都市を南北に通じる道路の一つ。平安京の富小路とは別で、天正年間(一五七三‐九二)に開通。麩屋町通の西、丸太町通から五条通に至る。また、五条通以南の本塩竈町までをいう。富小路通。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例