渉成園(読み)ショウセイエン

日本歴史地名大系 「渉成園」の解説

渉成園
しようせいえん

[現在地名]下京区東玉水町

東本願寺の東方に位置し、正面南向きで下珠数屋町しもじゆずやまち通に面し、北は上珠数屋町通、西は間之町あいのまち通、東は河原町かわらまち通に接する。東本願寺の別邸で、枳殻きこく邸の名で知られる。敷地はほぼ二〇〇メートル四方の正方形をなし、面積三・四ヘクタール。本山の東にある別殿として、とう殿・東園とよんだ。寛永一八年徳川家光が本願寺宣如の求めにより、東洞院以東、六条と七条間の地、東西一九四間・南北二九七間を寄付したのに始まる。当時は田野で中央一〇〇間四方を区画して屋敷地としたため、一般に「東本願寺下屋敷」(慶安五年平安城東西南北町並之図)、「東本願寺新やしき」(貞享五年新板平安城並洛外之図)と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む